ぶどうの久米田さん
ぶどう一筋三十数年。
「自分で食べて美味しいと思うものを消費者の皆さんに食べていただきたい。」
久米田誠さん の ぶどう作りは、この言葉に尽きます。
この信念をもって、土作りから、品種や栽培方法など今でも試行錯誤を繰り返しておられます。
「出来具合を天候のせいにしているうちはプロとはいえません。」
「たとえ見栄えがよくて売れる品種でも自分で食べて美味しいと思わなければ次の年からつくりません。」
久米田さんのお話を伺っていると、ぶどう作りに対する思いが次々に出てきます。
その横では奥さんの薫さんがニコニコ笑っていらっしゃいます。
「藤稔という品種は年配者には結構評判だったんですが、果汁が多いので水っぽいせいかお父さんが美味しくないといって秋には伐ってしまったんですよ。」
二人三脚でぶどう作り。息子さんお二人を育て上げた仲のよいご夫婦です。
「現在の市場の求めるぶどうの状態は、見た目はきれいですが完熟の状態ではありません。もう1週間から10日するともっと糖度が増して最高に美味しくなります。」
(それでも久米田さんちのぶどうは十分甘いのですが・・・)
このまま成らせて完熟させれば黄ぶどうのできあがり
完熟の状態になるとどうしても見栄えが悪くて市場で受け入れられないので、ほんとうに甘くて美味しいぶどうは、この辺の事情をよくご存知のご近所の方やクチコミで食べていただいた方々が購入されるだけだそうです。
あぐり倶楽部では、久米田さんご夫婦が一生懸命に育てたぶどうを、ご主人が納得ゆくまで完熟させてもらってから出荷していただいています。
ご予約のみでの販売となります。あぐり倶楽部のサイトからどうぞ。
作物と出荷時期(天候などの状況により多少前後します)
久米田さんちの完熟ぶどう
7月初旬~8月中旬出荷